僕が旅へ出る理由④ 余市の歴史とキロロの魅力 |
朝早めに宿を立ち余市へ。余市はNHK朝ドラ『マッサン』を見て以来行きたかった場所。山に分け入り水の良さに魅かれてウィスキー造醸所を作ったエピソードを現地で確かめたかった。そして国産ウィスキーをキロロで愉しみたい、その想いが実現した。
果たして実際に見た余市の町は派手さはないけどとても穏やかで魅力的だった。その魅力は余市という町の歴史が醸し出すものだろうし、北側に港があるという地理的条件も大いに貢献してた。
北海道は開拓の歴史の上に成り立っているのだろうけど、それぞれの町にはその町なりの決して似ていない歴史があり、その歴史が僕らを惹きつけてやまない。また新たな魅力に触れた気がする。
その後キロロへ向かう。目的はランニングと温泉。キロロを選んだ理由は人がほとんどいないから。スキーシーズンには大勢の人々で賑わう人気リゾート地なんだけど様々な影響を受けて今は閑散としてる。
到着後早速走り始める。キロロの森には今も数百種の鳥や動物たちが生息している。そんな動物たちの気配を感じながらのランニングはここでしか味わえない何とも言えない感動を与えてくれた。そして何と、走ってる僕の目の前をキタキツネが横切っていった。本物はとっても可愛くて癒された。
小樽、登別、余市で過ごしたこの3日間は忘れられないものとなった。さあ、明日は約420km離れた知床まで一気に移動しよう。後半戦のスタートだ。

