2016年 12月 29日
感動するカレー 〜大阪 白銀亭〜 |
カレーを食べて感動の涙を流したことがあるだろうか?
僕はある。
唯一この店でそれを体験した。
大阪 本町にあるカレー専門店・白銀亭
数年前、大阪出張の際にグルメの達人であるMr.Sに教えられて立ち寄った。
コの字型に作られたカウンターの中で若いシェフが
一人で全てのオペレーションを行なっている。
職人気質だからか忙しいからか第一印象は無愛想な感じがした。
「とりあえず食べて早々に立ち去ろう」
そう思い1番人気のとんかつカレーをオーダーした。
ルーはワンテイストで、辛さを選択したりはしなくていい
この点には好感が持てた。というのも
カレー好きの素人が始める店はことごとく細かいテイストや辛さを選択させる。
でもその為に提供されるまでに時間がかかり、味にばらつきが出る。
そんな店に辟易していたからだ。
厨房を見るとシェフがとんかつを揚げている
揚げたてを提供するというこだわりか。
でも全く無駄がないその動きでこのシェフが一流である事が伺えた。
オーダーから適正な時間でとんかつカレーが目の前に置かれた
うん、丁寧な盛り付けだ。
一口食べた。
おっ、フルーティなテイスト
辛さは後から追いかけてくる。
うまいな
とんかつを食べた。
揚げたてのとんかつはサクサクしていてとてもうまい。
それ以降は夢中で食べる事に集中した。
途中から涙が出てきた
理由は
「これまで食べた事がないくらいおいしかったから」だ。
本当に感動の涙だった。
食べ終わり余韻に浸り
会計の時にシェフに素直に言った。
「とてもおいしかったです。ありがとうございました」と。
カレー屋で「ありがとうございました」と言ったのは初めてだ。
それくらいおいしくて感動した。
その後は大阪に行く度に立ち寄ってる。
そして今年12月 約2年ぶりに行ってみた。
すごい行列ができてる
カウンターの中にはあのシェフとアルバイトの女性が二人いる
それでもお客さんの列は絶えない。
数十分待ってカウンターに座わりとんかつカレーを注文
以前にも増して無駄のない動き
このシェフのオペレーションを見るだけでも価値はある。
うん、うまい
どんどん食べ進む
途中から涙が出てくる
本当においしいカレーだ。
シェフに
「ごちそうさま」
と伝えて店を出た。
間違いなく究極のカレー店だ。
この店をお手本にまた店を開きたいな。
大阪へ行く機会がある方は是非一度立ち寄ってみて。
白銀亭 (カレーライス / 本町駅、淀屋橋駅、肥後橋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0
by fjblog
| 2016-12-29 12:44
| グルメ