2011年 11月 21日
Hawks優勝 ~8年間の真実~ |
2011年11月20日
プロ野球日本シリーズ第7戦
ソフトバンクホークスvs中日ドラゴンズ
3-0の息詰まる攻防。
9回表2死からマウンドに上がったのは
昨シーズンまでセットアッパーだった攝津投手。
今シーズン先発に転向した右腕は
ホークス秋山監督から
このシリーズを締めくくる役割を与えられた。
強打者・和田選手を2球で追い込み
ファールで粘られた後
三振に仕留めた。
ゲームセット。
激闘の日本シリーズを締めくくる投球だった。
同時にそれは
この8年間の鬱積した想いに
終止符を打つウイニングショットだった。
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パ・リーグのクライマックスシリーズが始まったのは
2007年。
それに先駆けて2004年からプレーオフが行われていた。
問題がこのプレーオフ。
年間130試合を戦い抜き
1位をとったチームも
勝ち上がってきたチームと5試合戦い
3勝したチームがリーグ優勝と
日本シリーズへの権利を得る。
130試合の意味がない。
現在のような1位アドバンテージもなかった。
この制度でホークスは2年続けてシーズン1位を取りながら
プレーオフに敗れて
日本シリーズへ行けなかった。
しかも
リーグ優勝の権利もなし。
何という理不尽な制度だ。
当時球界内外で
激しい議論が巻き起こった。
その結果
2007年からは
シーズン1位チームはリーグ優勝、
さらにプレーオフでは
1勝のアドバンテージが与えられるようになった。
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ホークスはこの8年間
Aクラス(3位以上)7度
内4度シーズン1位を獲得してる。
ただ
シーズン1位であった
2004年、2005年はプレーオフで敗れたため
2位という記録。
これが
8年間の屈辱として
選手の気持ちの原動力となってる。
それは、球団関係者だけではなく
ファンも同じ。
だからこそ
2011年は
ホークスファンみんなの気持ちを
晴らしてくれた
貴重なシーズンであった。
おめでとう、ホークスナイン。
そして
ありがとう、ホークス!
胴上げされながら秋山監督が泣いていた。
王会長の気持ちも同じだったんじゃないかな。
1990年代の弱かった時代に
ファンから生卵を投げつけられた屈辱は
今も残ってると思うから。
でも王会長は笑ってた。
ここがこの偉大な、
偉大過ぎる人の
生き様なんだろう。
ホントありがとう
王監督。
あえて王監督と呼ばせてもらおう。
by fjblog
| 2011-11-21 20:00
| sport