2016年 02月 18日
NODA・MAP 逆鱗 |
東京芸術劇場
ここに来る事を心待ちにしていた場所
たまたまこのタイミングで観劇する機会を得た。
演目は、Noda Map 『逆鱗』
野田秀樹の作品を福岡で見る機会はほぼないので
東京ならではの貴重な舞台。
全公演チケットは完売
だけど当日券が発売されるという
開場2時間前から長い行列ができていた。
この機会は逃せない
並ぶことにも抵抗はない
というわけで2時間並んだ。
人気の理由は野田作品という事と
キャストの豪華さ
松たか子、瑛太、阿部サダヲ
何という素晴らしさ
そして
井上真央
ぼくの大好きな女優さんだ。
さらに新鋭 真島真之介
真島ひかりの弟
並んだ甲斐あり当日券を購入できた
期待は高まるばかり
見終えた。
こんな話だとは思わなかった
人魚の話だと思ってた
だから涙がとまらない
野田秀樹の凄さをダイレクトに感じた
テンポ、セリフ、間、舞台の展開、全く隙がない
完成度が高いというレベルではなく
完全体だ。
でも一番すごいのは
戯曲自体だ
こんなストーリーを他の誰が書けるだろうか。
さらに役者たちもすごい
メンバーが豪華という事ではなく
テレビでも活躍している若手俳優達を
完全に舞台俳優に仕上げてる
ベテラン舞台俳優を配する事なく
これだけの戯曲を演じさせている
一人でも多くの人に見てもらいたい
当日券は必ず出るから
東京芸術劇場で。
今朝池袋にいたから何気なく芸劇のHPをのぞいてみて
この舞台を知った。
NODA MAPだったから見たいと思ったんだけど
内容については全く知らなかった
松たか子が人魚の役をやるんだ、と真剣に思ってた。
だから見終わった時の何とも言えない情緒は
伝えられないくらい
「すごい舞台だった」
としか言えない状態だ。
人魚は人魚でもあの「人魚」だった・・・。
演劇の道を本格的に志した事はない
だけどやってみたくなった
しかも中途半端ではなく真剣に
こんな素晴らしい舞台に立てる事はないとしても
人に見せる事もないとしても
それでもやってみたいな。
野田秀樹
稀有の演劇家
演出家ではなくあえて演劇家といいたい
だって原作、脚本、演出、そして本人の演技
舞台に関するすべてをやってるから
誰よりも光っていたから
野田さん、本当に素晴らしい舞台を見せてくれてありがとうございました。
あなたの作り上げる演劇のファンになりました。
これからもその熱い気持ちを持ち続けて
僕らに演劇の凄さを見せつけていってください。
by fjblog
| 2016-02-18 10:04
| 熱い男WORLD